2人用のボードゲームならジャイプルがおすすめです
勝ったり負けたり
運の要素に加え、自分のアクションが相手のチャンスにもなるゲームシステムのため、常に接戦となる展開が楽しめます。
かといって運ゲーなのかというと、そうではありません。
勝つためには1点をせめぎ合うプレイングが必要となるので、こうしたらどうだろう?ああしたらどうだろう?と試行錯誤が必要となります。
「なぜ勝てなかった?」と考えながら仮説を立て「もう一回!」と仮説を試したくなるゲームです。
ジャイプルはこんなゲーム
インドの商人になって商品を仕入れて売り、お金(ルピー)をたくさん稼いだ方の勝ちというシンプルなゲームです。
手番にできることは仕入れか販売のどちらか1つだけ。そのあとは相手の手番。
これを繰り返します。
仕入れ
共通の場からカードを引きます。仕入れ方は3種類
- 場の1枚を手札に加える
- 場のラクダをすべて獲得する
- 場の2枚以上を手札・ラクダと交換する
販売
手札から1種類の商品を好きな枚数売ってルピーに変えます。
複数枚(3枚~5枚)一度に売るとボーナスがあります。
高価値の商品(ダイヤ・金・銀)は2枚以上でないと売ることができません。
手番の終了
場のカードを補充します。
実力差があっても大丈夫
ジャイプルの良いところは、ボードゲームの経験度に寄らずフラットな条件で始められることです。
なぜか。それは初見では勝ち筋を見出せないことです。
将棋のようなお互いの手が見えている完全情報のアブストラクトゲームなら、どちらかが相手の手を読むのが上手いと圧倒的な差になってしまいます。
しかし、ジャイプルは相手の手が見えません。また、補充できる手札も山札からランダムに補充されるので先を完全に読むことは不可能です。
自分のアクションが相手のチャンスに
接戦になる仕組みはここ。
自分の手札は、共通の場から補充するのですが、直後に場にカードが補充されて相手の手番になるため、有利なカードが補充されて相手に取られてしまう危険があります。
かといって手札を補充しないと得点も得られないので、二律背反。
逆に相手に低価値のカードをとらせようとするとパスに近い手になるため自分の得点が遅れてしまいます。
うーん、悩ましい。
まとめ
ジャイプルは2人専用の接戦が楽しいゲームです。
インドの独特な雰囲気も場を盛り上げてくれますね。箱もコンパクトなので持ち運びもしやすいです。
ぜひ遊んでみてくださいね。