すごろくや祭2019 新作ゲーム体験レポート(2)クリプティッド

ボードゲーム紹介

発売前の新作ボードゲームが体験できると聞いて、こちらの「すごろくや祭」というイベントに行ってきました。
今回はついに日本語版が発売される「クリプティッド」の体験レポートです。

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大人も子供も! ボードゲームの文化祭
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すごろくや祭とは

大人も、子供も、よっといで!!
『すごろくや祭(略して「や祭」)』は、日本最大級のボードゲーム専門店を東京・高円寺と神保町で展開し、オリジナルゲームや輸入ゲーム、書籍の制作販売・流通、イベント運営などなど、様々なボードゲームにまつわる事業を13年以上営む「すごろくや」が企画・運営する、600人規模の大型ボードゲームイベントです。

すごろくや祭イベントページより引用

クリプティッド(CRYPTID)

未確認動物の発見を目的とした、2人から5人で遊ぶことのできる、推理系&論理パズルのゲームです。

JELLY JELLY CAFE ホームページより引用

ヨーロッパやアメリカなどでは2018年に発売されていましたが、日本語版が今年発売されます。
ゲーム中に文字を読む必要があるので、日本語版は嬉しいでね。

すごいぞ

このゲーム、すごいです(語彙力)
6角形のマスで区切られた地図の中からUMA(未確認動物)がいるたった1つのマスを見つけるだけなのですが、誰も答えがわからない!
それを見つけるゲームなので当たり前なのですが「UMAはココにいます」と書いてある答え合わせの紙が無いのです。え!無いの!?

じゃあ、どうやって見つけるのかというと、全員に聞いて確認します。
 「水辺か山にいます」
 「廃墟から2マス以内にいます」
 「動物のナワバリから2マス以内にいます」
といったヒントを各々がひそかに持っているので、マスを1つ選んで
 「皆さんの持っているヒントと一致していますか~?」
と確認するのです。
全員が「あってるよ~」となれば正解。最初に見つけた人が勝利です。
「そこそこ考えたら分かるでしょ」とたかをくくっていたら、まったく居場所がわからん!

あそんでみた

ワクワクのゲーム準備

ゲームの準備からして驚きの連続です。
まず、準備用のカードが50枚近くあり、そこから1枚だけ選んで指示通りに地図を作ります。
少なくともこれだけの回数遊べるってこと。すごい!

地図を作ったら、それぞれの人にUMAがいる場所のヒントが印刷された冊子が配られます。
冊子にはヒントが20個ほど書いてあり、準備用のカードの裏にどの冊子でどのヒントを使うかが書いてあります。
つまり、ヒントの組み合わせもたくさんあるってこと。すごい!

全員がヒントを確認したら、それぞれ「ここにはいませんよ」という場所を2つ選んで、四角いコマを地図の上に置きます。
ここでブースの方からアドバイスが。
「他の人が『あの人はこんなヒントじゃないかな』と勘違いするように置くといいですよ。」
なるほど、ミスリードできるのね!すごい!

私の冊子のヒントは「水辺か山にいます」でした。
なのでそれ以外の場所に置けばよいのですが、 しょっぱなから悩む。うーん、どこに置こう。
悩み過ぎてしまうのもゲーム進行に遅れが出るので、安直に森へ置く。

ドキドキの推理

準備が整い、いよいよゲーム開始!順番に推理を行います。
自分の順番にできることは2つ。

  • 地図上のマスを1つ選び、他の人を1人指名して、この場所にいますか?と聞く「質問」
  • 地図上のマスを1つ選び、全員に、この場所にいますか?と聞く「探索」

質問の回答がYESなら丸いコマを、Noなら四角いコマを質問された人が置きます。
そして、Noの場合は質問した人も「ここにはいませんよ」を表す四角いコマをどこかに置かねばなりません。私のヒントがばれる!

相手にYESと言わせないと自分の情報を出すことになってしまうので、なるべくYESと言いそうな場所を選んで質問。
「『廃墟から2マス』みたいなヒントもあるから、地形や廃墟とかが密集している場所に置こう」と考えて地図の中央近くを指して対面の人に『質問』。
答えはどうかなぁ。ドキドキします。

対面の人は丸いコマを置きました。回答はYESです。よかったー。
・・・でもこれ、密集地に置いたからヒントがあんまり特定できない。いったいどんなヒントなんだ?
絞りたかったら情報が少ないところに置かないといけないってことのかなぁ。
でも合ってなかったらこっちの情報出さないといけないし。うーん、悩ましい。

そして次は私が質問される側に。
「ここにいますか?」と聞かれた場所は「山」。そこー!そこです!
何でわかったのー!さっそく情報がバレてしまった。
で、でも大丈夫、山は他にもあるし「水辺か山」だから水辺ってこともあるし、問題ない問題ない。ドキドキです。

そのあと3周くらい質問の応酬が繰り広げられ「あれ?コマ足りる?」と途中不安になりながらも1人のヒントはたぶん分かった。
廃墟から2マス以内だ。きっと。でも他がわからないなぁ。
と悩んでいるうちに他の人が『探索』を選択。え!もうわかったの!?

「ま、まぁ、私のヒントはあってるけど、他の人はどうかわかんないしー」と高をくくっていたら、全員がYESの丸いコマを置き探索成功!ぐぅ、つよい。参りました。

感想

ゲームのあとは感想戦をしました。これも楽しい。
当人は「バレバレかなぁ」と思ってコマを置いてたそうですが、私はサッパリ気づけませでした^^;
あと、全員のヒントが一致する場所って他にもあるんじゃない?と探してみました。
だがしかし無い!
これだけの広さの地図から、見事に答えはたった1つだったのです。すごい!

遊んでみると、思いのほか推理が難しかったです。
常に考える必要があるので、集中して遊べるのは中学生からかなぁと思いました。
じっくり遊びたいゲームです。発売が楽しみ!